がじぇったー

お金と家電とプログラミングのブログ

大企業の情シスの内定をもらったのに辞退した理由

今年は節目の年だったので、とある大企業の中途採用の面接を受けていました。

営業からエンジニアに転職して5年、自分に市場価値があるのかを確かめるため、
他の会社も見てみたいという思いがあり、面接を受けました。

受けた企業は誰もが知っているような超大手の企業の情報システム部門です。

結果、内定をもらうことができたのですが、辞退しました

どこが違うのかな?と思った点を自分の備忘録として書いておこうと思います。




TL;DR(要約)

  • オファー年収は700万、住宅補助が月5~6万あり、待遇はとても良かった(年功序列で上がっていく)
  • しかし仕事をする環境が自分として耐えられる環境ではなかった
  • 面接での会話
    • 「資格持ってますか?」
    • Qiitaの存在を知らなかった

待遇について


給与面や福利厚生面での待遇はかなり良かったです。

額面は700万。30歳の平均年収は400数十万なので、十分生活できるレベルです。

大企業ならではの住宅補助が月に5~6万円出ます。

そして一つグレードが上がると、年収は750~950万のレンジになり、
40歳近くでマネージャーになると、一本を超えるレベルと聞きました。

今働いているWEB企業は自動で年収が上がるシステムではないため、その点は大きい魅力でした。
インフラエンジニアという職種で1本を超える年収を出す会社は少ないですし。

入社した場合の仕事について

もし自分が入社したら、WEB企業が10年まえにやり始めたことを社内でリーダーとして推進していくようなポジションでした。

Infrastructure as codeによる構成管理とインフラ構築の自動化や、各種CI/CDツールの導入、インフラ監視基盤の刷新などなど。
自分が仕事でやってきた領域です。

受けた企業のインフラは全てオンプレミスで構築されており、クラウドの「ク」もなければ
GithubもJenkins/Circle CIといったツールすら使われていません。

つまりは新しいことを勉強しないおじさんと戦いながら社内を改革していくポジションを期待されていました


www.itmedia.co.jp

「部下や経営陣はもちろん、ITベンダーから『クラウドはできません』と拒否された事もありました。経営陣は『クラウドを使うと、障害が起きたらニュースになってしまう。本当に大丈夫なのか』と心配する気持ちもあったようです」


自分も経験がありますし、上記の記事でも述べられていましたが、
ろくに勉強もしないで過去のやり方が良いと思っている時代錯誤のおっさんと戦うのって本当に辛いんですよね
オンプレでデータ持ってる方がよっぽど怖くないですか?ハードディスクを売られるかもしれないですし。

satoru.net


30~35の大事な時間をおっさんと戦うことで疲弊するのは避けたいという思いがありました。

社内環境について

正直、ここが辞退を決めた一番の理由でした。

ありえないと思った点を記載していきます。

PCがWindowでメモリが4GB

2019年も終わる頃にそんなスペックのPCが社内の標準PCになっていることが信じられませんでした。

メモリ4GBなんてChromeで複数のタブを開いていたら余裕で食い尽くします。

メモリ4GBのPCを使って発生する無駄な待ち時間=人件費の方がよっぽど高いのに、何故PCに投資をしないのでしょうか。

2019年のエンジニアならば、DockerやVagrantなどを使って開発していくのは当たり前だし、
そのためには最低でもメモリ16GB、Macを使わせてもらいたいです。



Codeの共有が社内の共有フォルダ


Githubは言わずもがな、SVNすらなく、社内の共有フォルダでCodeを管理していると聞き、
開いた口がふさがりませんでした。
差分はWinMergeとかで確認するんですかね・・・・

なんで、この時代に石器時代のツールをわざわざ使おうとするんでしょうか。

社内のチャットツールがSkype

Skypeを使ってました。

この記事のレベルゼロですね。。
qiita.com

オープンコミュニケーションが社内で浸透していないんだな、と思いました。

社内でメールで「お疲れ様です。○○です。」
とか時間の無駄だし、アホくさいとしか思えないのです。

今の会社はslackを使っていますが、
チャットの会話内容は全員が見ることができ、情報がオープンです。

「なんか知らないけど勝手に仕様や方針が決まっている」という状態を防ぐことができますし、
Githubと連携させてCI/CDのトリガや監視アラートの通知に使っています。

ブラウジングが制限されている

Qiitaを見れない、ということを聞いて驚きました。
プログラムで詰まった時や、調べ物をする際、海外のドキュメントやstackoverflowを見ることはよくあります。

しかし、その企業ではどのサイトを見れるかはIT部門が管理しており、
必要であれば、見たいサイトごとに部門に申請しなければいけないというルール
でした。

お客さんの個人情報が含まれている環境にアクセスできるPCであるならば、
そのような守り方は理解できますが、
全ての社員にそのような制限をかけるのは意味が不明です。

選考(面接)について

面接であれ?って思った点を記載します

「資格を持っていますか?」

一次でも最終面接でも情報処理に関する資格を持っているかどうか聞かれました。(応用情報とか)

自分自身、年次が浅い時はそのような資格(LPICとか)の勉強をしていましたが、正直なんの役にも立たないと思ったので、
勉強するのをやめました。

自分はそんな資格を勉強している暇があったらCodeを書き手を動かす方がよっぽど身になると思っている人間です。


改善の動機を聞くと「他社と比べて遅れていると感じたから」

今回受けたポジションは社内のインフラや運用の改善を意図するものでした。
最終面接でそういった取り組みを行う背景は何ですか?と聞いたら、理由が

「他社と比べて遅れていると思ったから」

でした。

改善の理由が、サービスの先にいるお客さんではなく、
「他社と比べて遅れているから」という理由で始める改善業務なんてうまくいくのか、と思いました。


選考でWEBテストを受けさせられた

リクルートが作ったクソみたいなWEBテスト(言語、英数、性格、計数)を中途選考者に対して受けさせるところなんて初めてでした。
あれは何か参考になるのでしょうか?

受験者の時間を無駄に奪うだけとしか思えなかったです。

性格診断はそれっぽいのを選べばいいし、中学受験のようなテストをやらせてエンジニアのどのような力を測れるのでしょう。

普通、受験者の技術力を測る際はシステムアーキテクチャに関する質問だったり、プログラミングテストがあるのですが、そういった類の質問は全くありませんでした。


昇格条件

マネージャーへの昇格の条件は普段の評価となぜかTOEICの点数450点が求められるみたいです。

「英語を使う仕事はあるのですか?」と聞いたら「ありません」と答えられました。

楽天のように英語を使うのであればわかりますが、
何故情報システム部門の昇格条件に何故TOEICが必要なんでしょうか・・・。理解に苦しみます。

それに500点なんて少し勉強すれば簡単にとれるので、意味もないのでは・・・・?


自分が所属するWEB企業は?

PCは当然のようにMacを選べて、自分はメモリ32GB のPCを使ってます。

お客さんの情報を扱う環境以外、ブラウジングの制限もありません。

副業はOKでフレックスで結果を出せば割と何をしていても自由。

外の企業をみて、恵まれているこを知りました。

まとめ

日本を代表する企業の情報シスがこんなひどい環境とは思いもしませんでした。

それを知れた、というだけで選考を受けてよかったのかも知れません。


結局、企業にとってその部門が重要かそうでないかで投資が違うのは当然なのかも知れません。

待遇がよくてもそういった環境で働くのはエンジニアとして厳しいと思ったので辞退させて頂きました。

駄文すいません。

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