がじぇ

お金と家電とプログラミングのブログ

文系からエンジニアになって6年が経ったが、この先のキャリアに悩んでいる

こんにちわ

がじぇったー (@hackmylife7) | Twitter


です。


年末に転職活動をしてみて、この先の自分のキャリアについて悩んでいます。
モヤモヤしてるので吐き出そしておこうと思います。
以下、ポエムです。



この先のキャリアに不安を感じている

自分は高校も大学(マーチのどこか)も文系で、新卒では外資系のIT企業に入った。


その会社は外資系とはいえ、日本に古くからあり、今でいうパワハラが蔓延していた。

土日に連絡が来るのは当たり前だったし、旅行にもパソコンを持っていき、草津行きの電車で仕事をしていたことを覚えている。
夢でも怒られる自分がしょっちゅうでてきていた。

月曜日の営業会議では詰められ、そして自分を繰り返し卑下し、何度半蔵門線に飛び込んでしまおうかと思ったかわからない。

それまで要領は悪いが、人より多くの時間を費やすことで受験や他のことをクリアしてきたが、「あぁ、頑張ってもできないことがあるんだな」と思った。

同期はとても地頭が良かった。
周りも文系ではあったが、みんなコミュニケーション力が高く、一度聞いたことを自分の頭で咀嚼し、理解し、伝えるのが非常にうまかった。

その人たちもITのことは何一つわからないはずであったが、それでもいるんですよね。売ってしまう人。

私は自分が経験したことや、手を動かして理解したことしか話せないタイプの人であった。
自分は客の言っていることもわからず、それをうまく返せる能力もないので製品を売ることもできなかった。

客も最悪だった。無償の情報提供を常に求め、その上何一つ発注はしなかった。
自分は客にも舐めまくられていた。
MFP売ってる会社なのだが、今でもその会社は潰れれば良いのに、と思っている。

金曜日の仕事が終わった時から月曜日に出社するのが嫌であった。
当時の自分は明らかに鬱病であったと思う。


そんな状況が2年半続き、逃げこむようにしてリクルートエージェントに登録し、求人を探し、内定を得たのが今の会社であった。

今でこそ思うが、本当に辛い時は逃げて良いし、退職代行でもなんでも使って脱出するべきだと思う。


その会社は技術ブログを公開し、有名なエンジニアが何名も在籍する会社であり、自分は第二新卒という裏技を使ってポテンシャル採用で入社した。


非常に運が良かった。
今みたいにプログラミングスクールもなく、文系からエンジニアなる人もそこまで多くない時だった。

今の会社の待遇は自分にとって天国のようだった。
給料は当時200万くらい下がったが、
10時に出社して良いし、スーツは着なくても良い。
スペックの高いMacが与えられ、飲み会も少ない。
あっても上司のグラスに目を向け、常にお酌の機会を失わないように目を光らせる心配もない。
先輩のお供でキャバクラにもいかなくても良いし休日のゴルフもない。
準備がクソ面倒な部内海外旅行の準備もしなくて良い。
環境面が最高で、鬱状態から脱することができた。

エンジニアになってからは色々な仕事をした。

楽しかったし、毎日目の前に仕事がある、というだけで幸せだった。
営業の時はアポが取れなければ、会社にいなければならず、上司から白い目で見られ、なんとかカレンダの予定を埋めようと必死だった。


最初に配属された部署はオンプレミスのサーバ構築部隊であったが、
他の人と同じことをやっていてはダメだと思い、
AnsibleやTerraformなどの自動化技術に目を向け、「非」効率的な運用がされている部隊にその技術を取り入れ、結果を出した。Pythonも学び、副業でも稼げるくらいにはかけるようになった。

自分は記憶に障害があるのか?と思うほど物覚えが悪いので、やったことはすぐアウトプットすることで勉強した。
勉強はインプット→Qiitaにアウトプット
を繰り返した。


そんなわけで6年が経ち、自分は30歳になった。なんとかエンジニアとして6年やってきたが、この先のキャリアに非常に悩んでいる。

最近マ○ブやりゅ○けんという人の言っていることを鵜呑みして文系でエンジニアを目指す人が増えていると思うが、
文系からエンジニアとして仕事をしようと思うと現実はかなり厳しいと思う。


年末に以下のブログがバズりましたが読んでて本当にその通りだと思った。
masa-lab.hateblo.jp

技術を使えるのか?理解しているのか?

上記ブログでも語られてましたが、
以下は追い抜かれる側の立場として本当にその通りだと思う。。

現場で物理系出身の初心者が、あっという間に10年選手の文系エンジニアをごぼう抜きしたのを見たことがあります。エンジニアリングがわかってる上に、数学の土台があるので、かなり強いです。少し難しい領域になると幾何学とか代数学活きてきたりしますしね。これは⊕に閉じてるので正しく動くことが保証される、とか。そもそも電子計算機を使って行う処理なので、計算の法則が理解できるのは強いです。

文系エンジニアが劣っていると言いたいわけではなくて、前提として積み上げてきた土台が違うという話です。

実感として理系出身のエンジニア本当に優秀だし、学生の時点で自分なんか相手にならないくらい知識が豊富です。
そりゃ文系がサークルでかわいい女の子を追っかけてる時に研究で思考能力を強化してるんだから納得です。

某サロン運営者が、よく入ってる生徒のポートフォリオレビューで新しい技術を使ってトップレベルどうこうという話をしていますが、自分はそうとは思えません。

技術を使える、ということはイコール理解している、ということではありません。

例えば自分の周りにいる理系エンジニアはDockerがLinuxカーネル機能を用い、様々なシステムコールを組み合わせリソースの分離を行い、プロセスを隔離しているだけ、ということを当然のように理解しています。

彼らは大学時代にコンピュータサイエンスの勉強をしっかりしているし、何より問題解決能力の違いを感じます。

そういった能力は障害時やアーキテクチャを設計する際に如実に差となって現れます。

例えば、外部のツール起因で障害が起こったら、私の場合はエラー出力などをググってその原因を調べ、対処を行います。

彼らもそうですが、もう数段深いです。
彼らは問題があったらそのツールのコードレベルまで調べに行き、そのツールがコードレベルでどういう問題を抱えているかを把握し、プライベートの時間でプルリクエストを送って直したりします。

そんな新人を何人も見ているので、自分はこの先のキャリアに不安を感じています。

文系出身でエンジニアとして活躍できる方は↑のブログの方や白山さんのように、日々自分の時間を削り、努力できる人だと思います。

engineer-lab.findy-code.io

自分は人並みに技術が好きだけれども、寝食を忘れて取り組めるか、と言われると疑問が残ります。

一応仕事はしっかりやるタイプなので、今の会社をクビにはならないと思うけど、
中途半端な実力のままで続けるか、PM系のスキルを強化して技術を少し触れるPMになるか、迷ってます。

とはいえ人が言っていることを理解する能力が自分には欠けていると思うので、後者の道は厳しいと思う・・・・。

とりとめもなくなってしまった。。。。
現在転職活動はしていて、この半年で複数の会社から内定は頂きました。
内定を得たのは「IT部門の正社員の仕事」であるが、プログラムやインフラ構築をするような仕事ではない。

自分としてはできれば今の会社にいてエンジニアとして働き続けたいと思っている。