がじぇ

お金と家電とプログラミングのブログ

【異物混入】マイプロテインのプロテインバーで虫が混入した事件をまとめました。今後の対応を追記します。

こんにちわ

がじぇったー (@hackmylife7) | Twitter

です。

マイプロテインプロテインバーで虫が混入する事件がおきました。 今後の対応はどうなるのでしょうか。 自分も同じ時期にプロテインバーを購入していたので気が気ではありません。。。。

気持ち悪くて食えたもんではないので、早期に返金対応を望みます。

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TL;DR(要約)

  • マイプロテインは虫が混入したことに対し、製造工程に問題があるとは言っていない
  • 対象者には個別に連絡(対象者以外にはメールすらしない)
  • マイプロテインは健康に問題ないと発表しているが、ダニアレルギーを持っている方はアナフィラキーショックを引き起こす可能性があるので虚偽なのでは?
  • 筆者はメールが届いていないが返金対応を依頼。それの連絡はまだきていない

きっかけとなったツイート 2020/09/11 PM 6:57

きっかけとなったツイートはこちら

8/25に購入され、9/7に気づかれたとのことです。

マイプロテインの対応 2020/09/15 AM 4:53

このツイートに対し、マイプロテインは非を認め、対象者になる方にメールを送って返金対応をするとのことです

www.myprotein.jp

下記がマイプロテインの公式ページからの発表ですが、要約すると

  • 異物混入は輸送中に発生した事故
  • 調査の結果、虫入りプロテインバーを食っても健康へのリスクをもたらすものではない
  • 影響を受けると客にはカスタマーサービスチームから個別に連絡が入る(連絡を受けない客は対象ではない)
  • 異物混入は製造施設では発生していない

製造施設では発生していない とのことですが、 この初期対応はゴキブリペヤングを発売したまるか食品を思い出しますね・・・

あまりに杜撰な対応でびっくりします・・。 この発表を読んでも素人でも以下のような疑問が思い浮かびます

  • 混入していた虫は何か?
  • 何故健康リスクがないと言えるのか?
  • 輸送中に発生した事故とは何か?
  • 輸送中に混入したということは「パッケージ」に穴が空いていたということでそこから虫が入ったのか?
  • そうであれば製造工程に問題があるのではないか?(1個ではなく他のプロテインバーにも虫が入っていたのだから個別の問題では無いように思える)

入っていた虫は何か?

ツイート主の画像をみると黒い虫と白い小さな虫が見えます。 前者は分かりませんが後者はコナダニのように見えます。

コナダニ類は、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目コナダニ亜目(無気門亜目)コナダニ科とその近縁の科に属するダニの一群である。体長0.3 - 0.5mm程度の小型のダニで、体は白く柔らかで、短い足がある。さまざまな食品や、場合によっては畳に発生し、害をなすことがある。

コナダニは条件が揃うとわずか1 - 2日の間に大量発生し、特に小麦粉にふくらし粉、調味料等を混ぜた、いわゆるミックス粉のほうが普通の小麦粉に比べて増えやすい傾向にある。小麦粉などに発生した場合、外見上はダニの姿は認められず、ダニが発生するにつれて、粉とダニが入れ替わるような具合になる。やがて粉の様子がおかしいことに気づき、よく見れば、粉がすべてうごめいているような有り様。その頃には、ダニは粉からあふれて周囲を歩き回っていることもよくあり、気が付けば、壁や机の表面に粉が吹いたようになっている事もある。もっとも、食品の被害を別にすれば、ダニそのものが人間を害することはない。ただし、ダニアレルギーの原因になることはある

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/63/Grain_mite_1.JPG/500px-Grain_mite_1.JPG wikipediaより引用

コナダニである場合、アレルギーを持っている方にとってはアナフィラキーショックを引き起こす可能性があります。

つまりマイプロテインの「健康へのリスクをもたらすものではない」という説明は虚偽になります

28歳の女性は、開封後常温保管したお好み焼き粉で、もんじゃ焼きを調理しました。調理中に少しずつもんじゃ焼きを食べていくと、喘息の様な症状に続いて15分後には嘔吐し、30分後には腹痛になったため緊急搬送されました。病院到着後、意識混濁があり顔面が腫れ全身に紅斑が見られました。点滴治療を受け症状は2時間後に改善しました。お好み焼き粉は数ヶ月前に購入したものでした。

農研機構・食品研究部門:食品害虫サイト(コラム32:ダニを誤食して起こるアレルギー症状)

(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構記事より引用)

原因

マイプロテインは「輸送中」に発生としか言っておらず、詳細な原因は全く発表していない状況です。 あまりに杜撰で誠実とは言い難い対応なので詳細な発表を望みます。

過去の日本企業の対応

日本企業であれば自主回収からの返品が一般的な対応と言えます

まるか食品

ゴキブリペヤングを発売したまるか食品は当初 「通常の製造工程ではこのような混入は考えられない」とつっぱねましたが、最終的に非を認め、自主回収を公表し販売自粛を行いました。

ペヤング「虫混入」対応でまるか食品に賛否 全工場生産自粛・全商品回収は正しかったのか|最新!会社の危機管理マニュアル 白井邦芳|ダイヤモンド・オンライン

日清食品

日清も冷凍チャーハンの異物混入が明らかになった時に料金着払いの上払い戻しを発表しています。

下記の対象商品を回収することといたしました。 お手元に該当商品がございましたら、お召し上がりにならず、誠にお手数ではございますが、下記送付先まで料金着払いの冷凍便にてお送りいただきますようお願い申し上げます。後日、商品代金相当のQUOカードを送付させていただきます

冷凍炒飯の回収に関するお詫びとお知らせ | 日清食品グループ

マイプロテインはどうなのか?

今のところマイプロテイン側が定義した「対象者と思える客」にしか返金対応は行わないようです。 ただ、原因について消費者が全く納得できる状態ではないので、この対応は非常に杜撰と言えます。

マイプロテインはそもそもThe Hut.com Limitedという会社であり、 登記はEnglandとWalesに登録されています。 なので日本の消費者センターも対応し辛いかもです・・。

返品規約にも英国の法が適用されるよう記載されています

お客様の法的権利 弊社の返品規定は、あなたの法的権利に影響を与えることはありません。その他の法的権利の詳細については、次の英国政府のウェブサイトをご覧ください:www.gov.ukまたは、政府出資消費者アドバイスサービス、消費者管理にお問い合わせください。電話:44(0)8454 04 05 06

Wikipediaをみるとこの会社超でかいですね。。 25億ポンドというと1ポンド大体130円なので、3500億くらいの規模の会社です。 ユニコーンって書いてあるので日本だとPrefferd Networkとかメルカリの二分の一くらいの規模感みたいです。

2017年、ハットグループの評価額は25億ポンドを超え、英国で最も価値のある民間企業の1つになり、英国で唯一のユニコーンの1つになりました

The Hut Group - Wikipedia

筆者は返金、返品対応を依頼

私自身、同時期にカーボクラッシャーを24個購入していました。 こんな説明では納得できないのでマイプロテインのサイトの「お問い合わせ」から返金対応を依頼しました。

まだ返信は来ていないので、返信がきしだい、ここにマイプロテイン側の対応を追記しようと思います。

2020/09/15 AM 11:11

Yahooニュース砲 発射 news.yahoo.co.jp

追記: 2020/09/19 マイプロテイン から返信がきました

問い合わせ内容

調査プロセスと結果の詳細、製造工場に問題がないことを消費者が納得できるように公表してください

返ってきた内容

以下のように返ってきました。 要約すると以下です。

  • マイプロテイン は調査のためレントキル( Rentokil )、エコラボ( Eco Lab )という第三者機関に調査を依頼
  • その結果問題がないことが判明
  • 輸送中の製品をさらに保護するために、外箱の周りに保護用のプラスチック包装を追加

個人的には納得できる内容でそもそも最初からこういうしっかり調査を行っている、という情報を公表すれば炎上しなかったのでは?と思いました。

この度はMyproteinをご利用いただきまして、ありがとうございます。 本件でお客様をはじめ、関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

調査プロセスの一環として、独立した専門家である第三者機関「レントキル( Rentokil )」にサプライチェーン、在庫、倉庫の全面的な調査を依頼いたしました。

9月14日より、第2回目の第三者機関による調査が行われ、専門会社であるエコラボ( Eco Lab )は、倉庫内に影響を受けた箇所や問題がないことを確認しました。

このようなことが二度と起こらないように、弊社では高品質のサプライチェーン基準を毎回確実に満たし、維持するように努めてまいります。

また、カーボクラッシャーの生産からお客様への納品までのサプライチェーンの厳格な見直しを行い、最高の品質基準を満たし続けることを保証してまいります。

また、一般的に食品業界では、特に高温多湿の環境下では、常温の食品は虫による影響を受けやすいことが知られています。このため、弊社では、世界各地の高温多湿な環境下に向けて、製品を出荷する容器の種類をさらに充実させていきたいと考えております。

また、輸送中の製品をさらに保護するために、カーボクラッシャーなどの外箱の周りに保護用のプラスチック包装を追加を検討しております。

ご不便をおかけしてしまい申し訳ございませんが、ご理解お願い申し上げます。

もしご要望やご不明な点等ございましたら、ご遠慮なくお申し付けください。

Myprotein カスタマー・サービス

三者機関について

マイプロテイン が依頼したレントキルトという企業は害虫駆除や環境衛生マネジメント事業を行っている多国籍企業のようです

レントキル・イニシャル(英: Rentokil Initial plc)は、イギリス・サリー・Camberleyに本拠を置き、世界70ヵ国以上で、害虫駆除や環境衛生マネジメント事業を行っている多国籍企業。日本では共立製薬との合弁による日本カルミック株式会社を設立している。ロンドン証券取引所上場企業(LSE: RTO)。(wikipedia)

エコラボはwikiを見ると工場の衛生管理に強そうですね

Ecolab Inc.は、ミネソタ州セントポールに本社を置き、食品、ヘルスケア、ホスピタリティ、および産業市場に水、衛生および感染防止ソリューションおよびサービスを提供するアメリカのグローバルプロバイダーです。[3] 1923年にメリットJ.オズボーンによって経済研究所として設立され、1986年に「エコラボ」に改名した。(wikipedia)