Kubernetesのアーキテクチャと構成するコンポーネント(Worker Node)
こんにちわ
がじぇったー (@hackmylife7) | Twitter
です。
Kubernetesのアーキテクチャと構成するコンポーネントについて書いていきます。
今回はWorker Nodeで稼働するコンポーネントについてとりあげていきます。
TL;DR(要約)
Worker Node
- Podを動かす役割を持つ
- ユーザーからのリクエストを受け付け、アプリケーションを動かす働きを持つ
- サーバリソースをコンテナに割り当てる
- コンテナランタイムを稼働させる
Master Node
- Control Planeを動かす役割を持つ
- Master Nodeで稼働させるコンポーネントは実際どのサーバで動かしても良いが、集約させるのが一般的な設計
- HA化することができる
kubectl
- KubernetesAPIと連携するためのコマンドラインツール
- どのマシン上でも稼働させることが可能(クラスタ外部でも可能)
- どのクラスタにアクセスするのか、どのネームスペースにアクセスするのか 、Contextという形で" ~/.kube/config"ファイルで管理されている
$ cat ~/.kube/config apiVersion: v1 clusters: - cluster: certificate-authority-data: ****略 server: https://172.16.1.157:6443 name: kubernetes contexts: - context: cluster: kubernetes user: kubernetes-admin name: kubernetes-admin@kubernetes current-context: kubernetes-admin@kubernetes kind: Config preferences: {} users: - name: kubernetes-admin user: client-certificate-data: ****略 client-key-data: ****略 $
Worker Node上で動くコンポーネント
kubelet
- 各Worker Node上で動作
- 間接的にコンテナを管理する
- etcdの情報を見にいき、自身が稼働するNodeでまだ起動するべきPodが起動していなければ立ち上げる
- Kubernetes APIと連携し、稼働するNode上でコンテナの起動や停止を行う
- Host NodeへのVolumeへのマウント
- secretsのダウンロード
- liveness probesの定期実行
- PodのStatus(リソース状況)の報告
- NodeのStatus(リソース状況)の報告
kube-proxy
参考(Kubernetesの最強参考書)
Kubernetes完全ガイド (impress top gear)
- 作者: 青山真也
- 出版社/メーカー: インプレス
- 発売日: 2018/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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